宮市所属のウィガンがFA杯を初制覇…土壇場の決勝点でマンC撃破

 FAカップ決勝が11日に行われ、2シーズンぶり6度目の優勝を目指すマンチェスター・Cと初優勝を狙う日本代表FW宮市亮の所属するウィガンが対戦。宮市は負傷もあり、ベンチから外れた。

 

 ウェンブリー・スタジアムで行われた一戦は、前半からマンチェスター・Cがカルロス・テベスら、ウィガンはカラム・マクマナマンらがシュートを放ち、互いに相手ゴールを脅かす。

 

 しかし、前半をスコアレスで折り返すと、両チームともに決め手を欠いて、時間が経過。すると、84分にはマンチェスター・Cのパブロ・サバレタが、カウンターを図ったウィガンのマクマナマンにファウルを犯し、2枚目の警告を受けて退場処分となった。

 

 終盤に数的有利に立ったウィガンは、試合終了間際の後半ロスタイムに、先制点を奪取。右CKをショーン・マローニーがゴール前に蹴り入れると、途中出場していたベン・ワトソンがニアサイドでヘディングシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

 

 土壇場でリードを奪ったウィガンは、1-0のまま逃げ切りに成功。クラブ初のFAカップ制覇を成し遂げた。