東京V、讃岐の選手に重傷を負わせた一連の出来事を謝罪

東京Vは25日、カマタマーレ讃岐と19日に実施したトレーニングマッチで、所属選手が相手選手に重傷を負わせたプレーに関して、クラブの見解を発表した。

 東京Vは、トレーニングマッチで所属するペ・デウォンが、カマタマーレ讃岐の藤田浩平に右足関節開放性脱臼骨折を負わせたプレーについて、「ペ・デウォン選手を東京に戻して事情を聞いたところ、本人は故意に行なったプレーではないと話をしました。ただし、結果として相手の選手に大きな怪我を負わせたことに対して、本人も深く反省をしており悔やんでおります」とコメント。

「今後、カマタマーレ讃岐の関係者と連絡をとった上で、ペ・デウォン選手と一緒にお詫びの気持ちを伝えるために、藤田選手をお見舞いさせていただきたいと考えております」と対応策を発表した。

 また、「試合中の三浦泰年監督の言動に対して、様々な憶測が飛びかっております。試合の映像を見たところ、三浦監督が異議を唱えて主審と接触していることが確認できました」と言及。三浦監督に今後の指導方針を伝達したことも明かした。

「本人からは、選手を守る意志での行動であったという報告を受けております。ただし、選手を守るためであったとはいえ、決して許される行為ではないと思います。三浦監督は非常に情熱的な指導者ですが、今後は自分たちのチームの選手だけではなくて、日本サッカーの未来を大切にする姿勢で指導をとってほしいと伝えました」

 東京Vは、「カマタマーレ讃岐の皆様、そして日頃から我々東京ヴェルディをサポートしていただいている皆様に、この件でお騒がせしたことを今一度お詫び申し上げます。 今後はさらにチーム全体でフェアプレーの精神を尊ぶことを確認し、皆様に喜んでいただけるプレーをお見せできるように努めてまいります」と、一連の出来事を謝罪している(スパイク サッカー)。

 ペ・デウォンは、昨季途中から東京Vに加入。三浦監督は、今季から指揮官に就任していた。