マンUスコールズが2度目の引退を発表「サッカーが僕のすべて」

 マンチェスター・Uに所属する元イングランド代表MFポール・スコールズが11日、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。クラブの公式HPが伝えている。

 38歳のスコールズは、ひざの負傷により、今シーズンのリーグ戦出場は14試合にとどまった。公式戦も、1月26日に行われたフルアムとのFAカップ4回戦を最後に、出場がない状態が続いていた。

 引退の際、スコールズは以下のようにコメントした。

「ついにスパイクを永遠に脱ぐことにした。サッカーだけが僕のすべてだった。だから、マンチェスター・ユナイテッドというクラブで最高の監督の下、長年に渡り成功に満ちたキャリアを築くことができて光栄だった。今のチームは良いバランスを保っている。デイヴィッド・モイーズ新監督の指揮下で今後も成功を収め続けるだろうね」

 また、アレックス・ファーガソン監督もスコールズの引退に以下のようにコメントを寄せた。

「ポールは信じられないほど素晴らしい選手だった。常にクラブのために全力を尽くしてきた。長年、彼と一緒に仕事ができて非常に光栄だった。ポールは日曜日にオールド・トラッフォードで行われるスウォンジー戦でプレーするだろう。そこで、彼にとって11個目となるプレミアリーグ優勝メダルを手にするはずだ」

 スコールズは、2010-2011シーズン終了後に一度現役を引退して、マンチェスター・Uのコーチに就任していた。しかし、2011-2012シーズン途中に、電撃的に現役復帰。1994年9月のトップチームデビュー以降、マンチェスター・Uのみに在籍している。公式戦には通算713試合に出場して、155ゴールを挙げていた。