6年振りアジア王者を狙う浦和、広州恒大に完敗で黒星スタート/ACL

 
 

 2013年AFCチャンピオンズリーグ・グループステージの第1節が26日に行われ、グループFに所属する浦和は、アウェーで広州恒大(中国)と対戦した。

 アウェーに乗り込んだ浦和は、序盤から得意のパスワークで主導権を握るが、不用意なパスミスで先制点を許してしまう。広州恒大は16分、パスカットから、FWムリキがドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、浦和DF槙野智章とGK加藤順大をかわし、中に折り返す。これを走り込んだFWルーカス・バリオスが合わせ、先制点を奪った。その後も、決定的なチャンスを迎えた広州恒大だったが、追加点を奪えずに前半を終了する。

 同点ゴールを狙う浦和は、49分にDF森脇良太が左足でミドルシュートを放つが、得点には至らず。59分には、新加入のFW阪野豊史を投入し、攻勢に出るが、またしてもパスミスから失点を喫してしまう。浦和のサイドチェンジのボールを奪った広州恒大は、素早くパスをつなぎ、最後はムリキがボレーで押し込んで追加点を挙げた。1点を返したい浦和は、MF関口訓充を投入し、積極的に右サイドから仕掛けるものの、逆に終了間際にはゴール前の混戦から、オウンゴールを献上してしまい、0-3で敗れた。

 ムリキを中心とする広州恒大の攻撃陣を前に、完敗を喫した浦和。6年振りのアジアチャンピオンを狙うが、苦しいスタートとなった。浦和は、第2節(3月12日)にホームでムアントン・ユナイテッド(タイ)と対戦する。